年上のあなた(仮)

「大丈夫？」



ひたすら泣き続ける私に男の人は声をかけてくれた。



「はい･･･助けてくれてありがとうございました。」



そう言ってわたし顔をあげた。



予想以上に近くに男の人のかおがあって私はビックリした。



さっきはよく見えなかったけど、かっこいい･･･そう思った。



クリクリな綺麗な二重の目にしゅっとした高い鼻、綺麗な整った唇、細くて長い眉



栗色のふわっとした髪



思わず見とれてしまっていた。



「それより･･･その格好じゃあれだから俺ん家くる??」



「えっ!?」



予想外のはつげで私はビックリして目を丸くさせて男の人を見た。