年上のあなた(仮)



「はい、これで温まって」



そう言われて目の前のテーブルに置かれたココア。



「あ、ありがとうございます。」


私はココアに手を伸ばし飲んだ。


「てかさ・・・いきなり連れてきてごめんね」



申し訳なさそうに彼は呟いた。



「いえ。こちらこそおしかけてすみません」



私も来たんだし・・・



「謝らないでよ。でもほんとに大丈夫?」



彼は真っすぐ私の方を見て言う。


ドキッ。



なぜか私はドキッとしてしまった。



彼はやっぱりかっこいいと思う。


「はい・・・大丈夫です」



少しまだ思い出したら吐き気がするほど気持ち悪かったはずなのに彼にこれ以上迷惑をかけたくなくて



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