失恋少女とヤンキーと時々お馬鹿



もはや苦笑い。


赤ずきん役は優真君。
狼役は大雅。
ナレーションは大翔。
おばあさんは陽。



颯太は森に住んでいる動物。


「演劇部、大丈夫か」


ここまで主要キャラが演劇部ではないヤンキーたちだったら、まだ見ぬ演劇部が心配になってきた。






劇は面白かった。


優真君は演技うまいし、大翔の棒読みナレーションは最悪だったが、あとはよかった。


途中、脚本書いた奴を吊し上げようとしたのは無しにして。


陽のおばあちゃん、最高。



面白すぎて、携帯で動画撮影してしまった。



その日は感想を求められたが、なんか適当にはぐらかした。


帰る前に、みんなと衣裳のまま写真を撮った。



デジカメ持ってきていて助かった。



いい思い出の証拠ができた。



この先、あたしはこの日の写真をみて、みんなを懐かしむ日が来るだろう。



そして、思い出して、爆笑するんだ。



「んじゃ、ボランティア頑張って!」


明日ボランティアらしい。


あの劇がお年寄りにウケるかはわからないが、一生懸命さは伝わるに違いない。



おもしろいし。




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