失恋少女とヤンキーと時々お馬鹿

次の日、学校に行けば、梓に屋上へ強制連行。



おじょーさん、屋上は立入禁止だよ。



そんなこと言える雰囲気ではないし、


言った途端に、学校の一番上から、学校の一番下までレッツゴーだぜ。




「あんた、昨日のイケメンはあんたの友達？」



梓が嫌そうな顔をしている。



「まぁ、友達？っていうか、知り合いに近いかも」



あたしのあいまいな答えに梓は納得してくれない。



「はっきりしなさい！」


「ごめんなさい。でもほんとによく分かんないの。昨日話したじゃん」



昨日、梓にシュークリームの話は一通りした。



「あいつらかよ……」



少し考えてから、ため息を吐かれた。