失恋少女とヤンキーと時々お馬鹿
変化無し



あんなことがあってからも彼らは誰一人としてあたしに対しての態度を変えなかった。



陽は相変わらずあたしにお使いを頼むし、


大翔は何かあればエロい話をする。


大雅は寝てるかうるさいか。


優真君は相変わらず優しくて、颯太君はたまに睨んでくる。




何もと言っていいほど彼らはかわらなかった。






「ってか何で振られたのか聞いてない」



シュークリームを食べながら陽が言う。




「え?今?なう?」


「なう」



ちょ、陽がなうっていったら予想以上に可愛かったぞ。



「放課後、あいつが友達に“あんなやつ、金目当てだし”的なことを言ってたの問いただしたらこうなった」



「ふーん」



どうでもいいんかい!





陽にはおもしろくなかったようです。




ふざけんな。





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