失恋少女とヤンキーと時々お馬鹿
よく考えればあたしばかりが質問されている気がする。
なんかこいつらにも質問してやろうと思って考えていれば、後ろから頭に何かを乗せられた。
「おー、似合うな」
後ろを振り向けば大翔と大雅の馬鹿こんび。
ん?何が似合うって?
っつか何乗っけた!
急いで手を伸ばして、頭に乗っていたものをとると、それは富士山の形をした帽子。
わぁー、赤富士だぁ!
って馬鹿野郎。
「嬉しくないわぁっ!」
怒鳴ってそれを投げ捨てる。
「「もったいねぇ」」
「黙れ」
「うっせぇよ」
陽は口をモグモグさせながら話さない!
行儀悪いでしょうが!