秘密の関係
シンデレラ
好きな男と二人でくるまる、シーツの中はまるで天国。
手を伸ばさなくても体温のわかる距離にいて、ささやき声でおしゃべりできて、甘いムスクの匂いに包まれてる、幸せな時間だ。
今世界が終わってしまってもかまわない。
このまま、眠るように、甘い時間にたゆたっていたい。
「きーり。」
彼があたしの名前を呼んだ。
低くかすれた、甘い声色。とたんにあたしは、悲しくなる。
「ん…もう時間?」
「そ。わりいけど。もう朝。」「んん…そっかあ‥ふあ…」
あたしは寝ていたふりをする。あくびをしてみせながら横をむくと、煙草をくわえてる彼がみえた。
「おはよ。きりのちゃん。」
手を伸ばさなくても体温のわかる距離にいて、ささやき声でおしゃべりできて、甘いムスクの匂いに包まれてる、幸せな時間だ。
今世界が終わってしまってもかまわない。
このまま、眠るように、甘い時間にたゆたっていたい。
「きーり。」
彼があたしの名前を呼んだ。
低くかすれた、甘い声色。とたんにあたしは、悲しくなる。
「ん…もう時間?」
「そ。わりいけど。もう朝。」「んん…そっかあ‥ふあ…」
あたしは寝ていたふりをする。あくびをしてみせながら横をむくと、煙草をくわえてる彼がみえた。
「おはよ。きりのちゃん。」