びー玉。
そんな言葉聞いてる余裕が無かった.
だって、あの目立つ10番の男の子と目があったんだもん………
すごく、ドキドキした.
あの吸い寄せられるような瞳,パッチリした大きな目ってわけでもないのに、そんなに身長も大きいわけじゃないのに…
すごく、ドキドキした.
考え事をしてるうちに入学式に向けて教室を出る状況になった.
急いで出席番号順で並んだ。
そのとき、あの10番のコは カズキ って呼ばれてた
どんな人なんだろう…
移動中ふと見えた満開の桜がやけに淡く、ピンク色に見えた