君とキセキの恋をしよう。
ん?でもさ、この豪邸のことだよ。


執事とか、お手伝いさんとかだったらありえるよね?


うん、そうだよ絶対!


じゃないと、ここに私と同い年くらいの男の子がいるわけないよね。


いるわけ・・・


「はぁ、だりぃ」


「何、用って。」


「な、な、女いるだろ?!」


「ほんとだ!かっわいい!!」


いるわけないのに、何でしょうこの状況・・・。


私は何も言えないまま固まっていた。


「何この子、すっごく可愛い!」


私のこと?


え?でも私が可愛いわけない・・・。


おっきな目でパッチリ二重。


ブラウンの髪が柔らかそうな男の子が私の顔を覗きこんでいる。


「何だコイツ全然動かねぇじゃん。」


大丈夫か~?っと私の目の前で手を振る。


こちらも整ったお顔で。


金髪に近い明るい茶色の髪。両耳にピアスがついている。


「あ、あの」


「あ、やっとしゃべったぞ。」


「・・・誰ですか?」


・・・・・・


え?何?


なんでみんな黙っちゃうの??



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