キミが教えてくれたコト。
医者からは一時的な記憶障害だと言われた。



いつ、記憶が戻るかなんて分からない。





中学校はみんなと別のとこに行った。



やっぱり変な目で見られるのは嫌だったから・・・



また一から始める事にしたんだ。



その時、京は私を支えてくれた。



本当に感謝してるんだー・・・。




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「ねぇ京、何があったの?」


「・・・・」


「教えてよ」


私はもう覚悟を決めていた。



お医者さんには、無理に思い出さなくてもいい。って言われた。




でもー・・・




中原未来を見たとき、なんか引っかかった。



とっても大事なことを忘れているみたいだった。



「教えてよぉ・・・。」


「・・・お前がつらくなるだけだ。」



「うん」



「・・・これは俺の口から言うことはできない・・・」


「え?」








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