プリズム


「流…星…「好きだ」…?」


嗚咽混じりに聞こえた言葉は、本物?


「莉桜が好きだ」


かすれるような声で彼はそういった。


「わ…たし…」


信じられなくて。嘘じゃないかと戸惑ったけれど、確かに感じるぬくもり。


「わたしも、大好きで…」


すこしだけ、セーブが効かなくなって。わたしも彼の背中にそっと手を回す。




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