プリズム


「……ちなみに俺も」


最後にボソッと呟いた彼の台詞にあたしは反応した。


「ホントに?」


いつもほぼ一緒に仕事してるから、楽しいし都合いい!良かった、今年のクラス替えは当たり!


「あ、あぁ……」


頭をくしゃりと掻く流星はあたしと視線を合わせてくれない。


……照れ隠し?


彼のことは、まだ少しずつしかわからないあたし。


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