プリズム

するとひらりと流星はわたしの横に立って、高い身長が手を伸ばす。

「ムリなら言えよな」

いつもの調子で。


わたしが「ごめん」と返そうとしたときだった。


――グラッ


「「っ!?」」


視界の中の積み上げられていた資料や本がぐらりと歪む。ヤバい、反射的に反応したけどすでに遅い。


(倒れ――?!!)



バサバサッ!!!


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