◆王子様とお姫様の甘い一時◆



「待っていましたよ、イチゴ姫。」


あまーい蒼空王子の声が耳元で聞こえた。
その瞬間あたしの体に電気が走ったみたいだった。

そっと手を放すと蒼空王子の顔があたしの目の前にあった。


「蒼空王子・・・」


あたしはうっとり蒼空王子を見つめた。


「イチゴ姫・・・そんなに見つめないでください。」


蒼空王子が顔を真っ赤にして言った。


「あっ、ごめんなさぃ。」




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