純愛爆走族
「三好、あんた何か知ってるか?」


俺の言葉に
三好は小さな声で話し始めた

「私のせいなんです…。」


「え?」


「私のせいで…尼寺さんは行ってしまったんです。」

 
堪え切れないというように
三好は大粒の涙を流し始めた


「説明してください。
尼寺を助けたいんです。」


恭介が促す


「…私
…クラスの女子にいじめられてたんです。」


うちの学校自体いじめは黙認しているようなもので
珍しくもない

見かけたら止めるようにはしてるが
俺たちにも限度があるし

女のいじめは
男よりも質も悪い…後味も悪い


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