林檎フレーバー
三口

「先輩、
大丈夫でしたか?」

ハッと我に返る。

軽く見とれていたことに急に恥ずかしくなる。

「あ、ありがとう....」

「いえいえ。
代永先輩のお役に立てるなんて光栄です」

その言葉に急速に体が冷えていく。

所詮この男もそうなのだ。
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