林檎フレーバー

「代永さん!
隣のクラスの男子がお呼び〜」

ガクッと机に突っ伏す。

「行ってらっしゃ〜い」

ニヤニヤした好ちゃんに見送られ廊下に立つ男子の前に。

「あ、あの俺実は代永さんのことずっと好きで....!」

あなた誰よ。
まずは名乗りなさいよ。
常識でしょ?

こっちは朝から迷惑よ。
何て思いつつ話を遮る。
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