恋
抱きしめた腕の力が強くなった。
「紫音。いたいよ。」
見上げると紫音は笑っていた。
それにつられて
わたしも笑った。
あぁ
恋ってこういうものなんだ。
「ねぇ
可鈴こっち向いて?」
「なに?」
チュッ・・・・
紫音は軽く触れるだけのキスをした。
「えへへ」
「なんで笑ってるの?」
「嬉しいよ。紫音がいるから。」
「俺も嬉しい。可鈴がいるから。」
他から見たらバカップルかもしれない。
でも、2人だけが知ってる真実。
これから先も。続くと信じて。
1話目 悩むのが恋 end・