双子ちゃんの秘密
「失礼しま…す…」
大会議室に入ってみると、竹田君らしき人がいた
見た目はかっこいい方だとは思うけど、何か冷たいような印象を受けた
「竹田…君?」
「あっ、来てくれたんだね。分かってるとは思うけど、竹田雅也です、改めてよろしく」
「あっ、よろしくね」
最初の印象とは違い、明るい人かなと思った
「呼び出した理由は分かるよね、返事聞かせてくれないかな」
「えっ、と…ごめんなさい」
「ありゃ、そっか…。でもチャンスくれないかな、とりあえず友達からでも」
「と、友達からなら」
「ははっ、そんな緊張しないで、朱里ちゃんって呼んでいい?」
「いいよ、何て呼べば…?」
「うん〜、雅也で」
「了解っ」
こうして、アドを交換して帰った