双子ちゃんの秘密
ー莉音sideー
「本当に何もなかったのか…、」
あいつはきっと何か隠してる、
「私も何かあったと思ってるんだけど、朱里何も言わないの……」
「そうか、」
「光里も分かってるだろうけど、あいつはもう少しで16だ、」
「分かってる、分かってるよ、」
そうだよな、俺よりずっと一緒にいるんだもんな…
「とりあえず、16になるまで何が起こるか分からない、気を付けておこう」
それが一番だよな、
「そうだね、今日も含めて4日後…、」
ピーンポーンパーンポーン
「組対抗選抜リレーメンバーは受付に集まって下さい」
「はぁ、だりぃ、」
朱里は出んのか…?
「朱里、絶対出るわね、」
「あぁ、そうだな、」
「他人に迷惑かけたくないとか、思ってんだろう、」
「そうそう、だけど誤魔化すからね、」
「行くか…、」