双子ちゃんの秘密
…ここまでの話は分かった?」
光里は私を見つめながら聞いた
「うん…、悲しいお話だね…」
「どうした、朱里?」
私は気づいたら、莉音の手を握っていた…
無意識に、寂しくなってしまっていたんだ
「ごめん、でもまだ離したくない…」
「いいよ、べつに…」
莉音は握り返してくれた
「今の話の続きは朱里にとって辛い話になるかも知れない…私達が傍にいることを忘れないで」
光里が辛そうに、私を見る…私も何でも受け入れなきゃ
「気にしないで、全部話して…」
「じゃあ、続けるよ…