守られし寵妃



あたしが、今日から通う黎桜学園はあたしの家から15分くらいのまぁまぁ近い所にあるらしい。


お父さんに教えてもらった道を進むとでっかい門が見えた。

でかっ!

門には黎桜学園って書いてある。



・・・・・・・・。
あたし、こんなでかい学校に通うの!?


そんな事を思いながらも、学校に入っていく。


ホント、でかい。

そんで、キレイ。



あたしは、お父さんに教えてもらった理事長室に向った。


着いた☆


それにしても広い。
この学校は、広すぎる。


トントン。


「はい。入りなさい」



あたしが理事長室のドアをノックすると中から女の人の声聞こえた。




「失礼します」


「キャー美麗ちゃん綺麗。さすが隼人さんと桜の子供だわ!」


あたしが、部屋に入ると綺麗な女の人が抱きついてきた。



「・・・・・・・・。」


「あ、ゴメン抱きついたりしちゃって。あたしこの黎桜学園の理事長してる篠原 黎(しのはら れい)って言うの。よろしくね」


そう言って黎さんはあたしから離れた。


「黒崎 美麗です。こちらこそお世話になります。」

「まあ、そこに座って」

「失礼します」

そう言って黎さんが座ったソファの前のソファに座る。

失礼しますって言うのは、座らせていただきますって意味の失礼します。
黒崎組は、礼儀に厳しいから。



「美麗ちゃんは、すっかり次期組長って感じね」



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