甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~


孝太の唇があたしの首筋をそっと撫でながら下りていく。

ブラウスのボタンは全部外され、孝太はあたしのキャミソールをたくし上げた。


「やっ……」

顔を背けて目をギュッと瞑った。


「センパイ、俺のことキライですか?」

「……っ」

首を横に力なく振ると、孝太があたしを抱き起こした。


「俺、センパイを原口主任に渡したくないです。不倫だなんて。もっと幸せになって欲しいです」

「えっ!?」

顔を上げると、切なそうな孝太の瞳に目が釘付けになった。


「俺、バカですね。センパイがもしかしたら、俺のこと好きなんじゃないかって思ってました」


「…………」

「すみません、こんな事して。でも悔しくて」



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