甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~
センパイ?
……それはあたしの事?
恐る恐る目を開ける。
だいたいの状況は想像出来るけど……
「何ブツブツ言ってるんですか?」
……やっぱり、孝太
あは、そうだよね、間違いない。いや、寧ろ孝太で良かった。
アーモンドの形の瞳。色素が薄くて茶色のふわふわの髪。寝起きでも、無駄に男前なのが笑える。
シーツを掴んでベッドから落ちない程度に孝太から距離をとった。
何も無いとは思うけど念のため。
「あのさ、孝太。昨日何かあった?その、あたし達」