甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~
   

なんか、泣けてきた。

まだ、少し酔ってるのかな。


「孝太、これから大変かもしれないけど、あたしも協力するから」

「センパイにそう言って貰えると嬉しいです。
でも、センパイの許可を先に取らなくてすみませんでした」


「そんな、あたしの許可なんて」

「センパイには迷惑掛けるかもしれないんで」

「そうね、迷惑か。じゃあ、はっきり言わせてもらうけど、孝太はこれからどうするつもりなの?」

「もちろん、大事に育てていくつもりですよ。
決まってるじゃないですか。だから安心して下さい」


……育てる?

安心してください??


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