ふわ甘男子とツンデレ男子。


「いいから先に行けよ」

「もう、いいってば!」

「本当に可愛くね―な―!」


あっ…と言ってから後悔。


那智は明らかに怒ってキーパーを俺から取り上げた。


「どうせ可愛くないですよ―だ!」



那智はキーパーをひきづりながらすたすた歩いて行ってしまった。




毎回、那智と話すと口喧嘩みたいになってしまう。




「はぁ―……」



俺は大きなため息をついた。



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