ふわ甘男子とツンデレ男子。


由樹ちゃんは少し困惑しながらも、たくさんのプレゼントを持ちきれないほどもらった。


そして、女の子たちは笑顔で由樹ちゃんの元を去って行った。



「ゆ―き―ちゃん」


「那智!」


「モテモテだね」


私が美術室に入ると、由樹ちゃんはもらったプレゼントを机の上に置き、イスに座った。


「こんなに持って帰れないよ」


由樹ちゃんはふにゃっと顔を緩ませて笑う。


多分、この笑顔に女子はイチコロなんだと思う。





< 8 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop