本当は好きなんだ。

「あの・・・」

「なんだよ・・・!!」

「りょうま君。この際だからはっきり―――

「りょうま君って誰??」

「え!?りょうま君って・・・」

「俺の名前は凌哉。」

あ!!そっちか・・・

「そう・・・なんだ!!」

って、今はそんなことじゃないよ・・・

「あのー・・・花山さんの事信じてあげて下さい!!」

「はぁー??何言ってんだよ!?」

「だから・・・花山さんはうそついてないんです!!」

「でも、あいつ。欲しいってゆってたものと同じ物が盗まれたんだぜ!?」

「そ、それでも・・・凛さんはそんなことする人じゃないと思います。」

「お前にあいつの何が分かるんだよ!?」

「確かに、凛さんと話したことないし。
凛さんがどんな人か分からないけど・・・」

「けどなんだよ??」

「でも、凌哉??君に話しかける時必死に頑張ってました!!」

「はぁー??」

「欲しいものを手に入れる時だって一緒だと思います。」

「なにがいいてぇーんだよ??」

「だから、盗んだりするような人じゃ絶対ありまあせん!!」

「・・・」

あれ返事がない・・・??

「教室戻るわ。お前みたいにすぐ信じねーし・・・」

だめだったかな・・・??