奈那子が死んだ


 「子ども扱いか~」


 うーんと優香理は悩み始めた。

 優香理には和くんほどではないが、4つ離れた大学生の彼氏がいる。

 和くんほどではないがかっこよくて優しい、知的なお兄さんって感じの人。


 「じゃあさ、異性としてドキドキさせちゃえば?」

 「そんなことできるの?」


 ジトッと優香理をにらむと、優香理はまたうなり始めた。

 和くんのタイプと私はまったくもって真逆だ。

 どちらかというと美人だね、と言われる私よりも和くんが好きなのはママみたいなかわいい人なのだ。


 「お風呂でどっきりとかは?」

 「そんなすばらしいプロポーションじゃないんですけど」


 私がそういうとあぁと優香理が納得した。

 腹が立つけど、俗にいうナイスバディの優香理と違い私は悲しいくらいつるぺたなのだ。



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