小鳥と恋愛小説家





「…………小鳥ちゃん、お願いが…ある。」



「………へっ!?」



一人勝手にうちひしがれていたあたしは、貴宮くんの言葉にまたハッとして顔を上げた。



貴宮くんはちょっと赤い顔のままで、



あたしはそんな貴宮くんをぼんやりと見上げていた…………。



貴宮くんは、そんなあたしに向かって何かを決心したように…顔をあげてその強い眼差しを向けた。















「……………明日、俺と…………デート…して……?」



「……………。」










…………………………………………え……??














< 100 / 344 >

この作品をシェア

pagetop