小鳥と恋愛小説家
「………やだっ!!超かっこいいーーっ!!」
「キャーっ!!イケメン~~っ!!」
人でざわめく駅前で、俺はケータイを見ながら立っています。
…………小鳥ちゃんを待って………。(幸せすぎる)
ちなみに一時間前に来てしまった。
家にいてもずっとそわそわしっぱなしで、少しも落ち着かないから………
いっそ早く出かけてしまおうと思って………。
でも、一時間前は早すぎだよな…………。
だけど、
好きな子を待ってるのが…こんなに嬉しいなんか知らなかった。
君を思うだけで幸せで嬉しい。
そんな俺をさらに幸せにする………あの可愛い笑顔を、今日も見せてくれる…………?
「……………貴宮くん………!!」
「…………!」
あぁ、もー………………いきなり幸せ。