小鳥と恋愛小説家
■君の隣は……
真っ赤な顔の小鳥ちゃんがほっぺたを膨らませて笑う俺を怒る。
くるくる回るように変わっていくその表情が可愛くて仕方なかった。
こんなに笑ったのっていつくらいぶりかわからない。
面白いとか…そういうの、思いはするけどおもてにはあんまり出ない。
だから、クールなんて言われるんだろうけど。
なんていうか………そういうのって苦手…だし。
顔の筋肉あんま動かないし。
でも…………
小鳥ちゃんといると自然に笑ってる自分がいる……………。
…………いつもにこにこ楽しそうに君が笑うから…………。
だから、楽しい。
ただただ
…………君の隣は、楽しいです。