小鳥と恋愛小説家
□きゅんと言う名の罠にかかってます……


【side小鳥】




もともと甘いモノに目がないあたし。



貴宮くんが買って来てくれたクレープはすっごくおいしかった。



しかも…しかも……



………どうしてあたしがいちご味が一番好きだとわかったんですかっ!?



神なのっ!?あなたはっ!貴宮くん!!



それにしても、



こんな時………『緊張して食べれな~い』…じゃない自分バンザイ。



大好きないちごのクレープをパクパク食べちゃいますよ。



思わず夢中で食べてたら…………



フ…と笑った貴宮くん………



「…………ちょっと、ごめんね……?」



「………は…へ…っ?」



そう言ってにこりと笑うと、驚くあたしのほっぺたに手を伸ばして………



そこを親指できゅっと拭った………。



「…………ついてた。」



「…………あ…っ!」



貴宮くんの指についた生クリーム………



あたしのほっぺたについてたんだ。



「~~~~!……ありやとっごじゃいましゅっ!!」



「……………?」

















…………恥ずかしすぎて、ちょう噛んだ……………(泣)











< 121 / 344 >

この作品をシェア

pagetop