小鳥と恋愛小説家
□きゅんと言う名の罠にかかってます……
【side小鳥】
もともと甘いモノに目がないあたし。
貴宮くんが買って来てくれたクレープはすっごくおいしかった。
しかも…しかも……
………どうしてあたしがいちご味が一番好きだとわかったんですかっ!?
神なのっ!?あなたはっ!貴宮くん!!
それにしても、
こんな時………『緊張して食べれな~い』…じゃない自分バンザイ。
大好きないちごのクレープをパクパク食べちゃいますよ。
思わず夢中で食べてたら…………
フ…と笑った貴宮くん………
「…………ちょっと、ごめんね……?」
「………は…へ…っ?」
そう言ってにこりと笑うと、驚くあたしのほっぺたに手を伸ばして………
そこを親指できゅっと拭った………。
「…………ついてた。」
「…………あ…っ!」
貴宮くんの指についた生クリーム………
あたしのほっぺたについてたんだ。
「~~~~!……ありやとっごじゃいましゅっ!!」
「……………?」
…………恥ずかしすぎて、ちょう噛んだ……………(泣)