小鳥と恋愛小説家
「……………小鳥ちゃ……」
思わず…………また俯いてしまった小さな頭に手を伸ばした…………
「~~~………わあぁぁーー!あたしなに言ってんのーーーっ!!?」
「…………!?」
……………急にガバッ!と顔を上げて、両手で頭を抱えて絶叫した小鳥ちゃんに…………
…………びっくりして思わず手が引っ込んだ……………(汗)。
行き場を失った手をなんとなく握りしめて、小鳥ちゃんに視線を向ければ………
「…………ごっ、ごめんねっ!?
何子供みたいなこと言っちゃってるんだろ………っ、あたし……っ。
そんなこと言われても困っちゃうよね……っ!」
赤い顔をして焦った様子で…………あははと、無理に、笑って…………
笑う瞳に滲む涙を
……………見逃さなかった。
「………………俺は…困らない。」
「………………え………?」