小鳥と恋愛小説家
「…………あっ、あたし、ケータイ小説オタクだよっ!?」
…………いきなり、何を言い出すのかと思ったら…………
「…………よく、知ってる。」
俺は小鳥ちゃんの目をじっと見つめて答えた。
「…………こっ、子供っぽいよっ?」
言いながら小鳥ちゃんは…どこか不安そうな顔をしてた。
「…………可愛いけどな。」
「結構おバカだよっ!?」
「…………じゃあ俺が勉強教えてあげる。」
「………それに…っ、それに……」
必死に………自分のことを伝えてくる小鳥ちゃんがただただ可愛くて…………
俺はずっと笑顔だった。