小鳥と恋愛小説家





「…………あっ、あたし、ケータイ小説オタクだよっ!?」



…………いきなり、何を言い出すのかと思ったら…………



「…………よく、知ってる。」



俺は小鳥ちゃんの目をじっと見つめて答えた。



「…………こっ、子供っぽいよっ?」



言いながら小鳥ちゃんは…どこか不安そうな顔をしてた。



「…………可愛いけどな。」



「結構おバカだよっ!?」



「…………じゃあ俺が勉強教えてあげる。」



「………それに…っ、それに……」











必死に………自分のことを伝えてくる小鳥ちゃんがただただ可愛くて…………



俺はずっと笑顔だった。











< 132 / 344 >

この作品をシェア

pagetop