小鳥と恋愛小説家
そしてさっそく…………………
「カナヤーー!
………学校案内して。」
「俺も~。」
「あんたは邪魔なのよ!!カケルどっか行って。」
「ツバサまじひどいから~。ねぇ、カナぁ~?」
「……………。」
次の週から、
うちの高校の……よりによって同じクラスに………っ
双子が転校してきました……………。
そんなうるさい二人に挟まれて、声もない俺……………。
「…………おまえのイトコってマジ?
スゲー迫力美人………。」
「……………そう思うならおまえが引き取ってくれ………。」
横で耳打ちしてくる大河に、盛大にため息をついてそう返した。
だいたい…………俺、早く小鳥に、逢いたいのに……………。
君の顔すら…………見れてない……………。