小鳥と恋愛小説家
□へ…っ!?まさかのライバル!
【side小鳥】
「カナくんの………従姉妹っ?」
「…………ん…。」
何だか気まずそうに頷いたカナくん………。
あたしの目の前にいる………
そりゃあ、そりゃあ度迫力の美人さん……!!
さらさらの黒髪で猫みたいなおっきな目で……何より………っ
足……っ、長ぁーーーっ!!?
まるでモデルみたいな綺麗な女の子だ!
カナくんの従姉妹と聞けばそれも納得。
あたしは、うらやましいなぁ~…なんて、大人びた美人に見とれてます……………。
そしたらそんな美人さんが
綺麗にお化粧した大きな猫目をちろりとあたしに寄越し……………
「…………あたしはカナヤの婚約者なの。
あんた邪魔だからとっとと別れてくれない?」
「…………!!?」
こっ…婚約者ーーーーーーー!!!?