小鳥と恋愛小説家
「…………なんですってっ!?このチビ2号!!」
そしてキツいツバサがそれにキレない訳はなく…………
「…………誰がチビだとっ!?このデカ女が!!
だいたい2号ってなんだっ!?」
もちろん、気の短い大河が言い返さない訳もなく…………。
「誰がデカ女よ!?
あのおチビさんに決まってるでしょ?
スズメちゃんだったかしら?
ちびっこ同士あんたとお似合い!」
「うるせぇ!どブスっ!!
だいたい小鳥ちゃんはカナの彼女じゃねーか!!」
…………さっきからずっとこの状態………。
ギャーギャーやり合う大河とツバサのなんとうるさいことでしょーか…………。
俺はそんなうるさい二人に挟まれて、しかめっ面で耳を両手で塞いでひたすら耐えていた……………。
「…………カナくん………!」
「…………!」