小鳥と恋愛小説家




「なによ………それ。

あたしはそんなのイライラするわ。」



「黙れ…どブス!


…………やっぱりカナには小鳥ちゃんだな。」



「…………大河。」



「…………??」



大河の言葉を小鳥はよくわかってなくて、きょとんと首を傾げていた。



口は悪いけど、俺をよく知る親友は…ニッと笑ってその顔が…よかったな?と口に出さずに言っていた。



「………またどブスって言ったわね!?このチビ!!

次言ったら許さないから!!」



「あーあー…うるせー!

どブス!どブス!どブス!!」



「×∞§#%~!!!」



「…………。」



第3ラウンドが始まって、大河に礼は言えなかったし…言わないけど。



…………わかってくれて、ありがとな………大河。








< 178 / 344 >

この作品をシェア

pagetop