小鳥と恋愛小説家
ことり……?コトリ……?………小鳥……!?
今…………っ!?
「………双葉だ…!」
彼女はぴょんっと立ち上がると……カーテンの向こうに出ていった。
「………ごめん!双葉~!」
カーテンの向こうから聞こえてくる……可愛らしい声………。
「心配かけないでよー…。しかも……ケータイ小説一晩中読んでて寝不足ってナニっ!?」
…………!!?
「いっ、言わないで……っ!!」
え……え……え………………??
「らずべりーだかぶるーべりーだか知らないけど……あっきれた!」
えぇーーーー!!?
「………らずべりーだよっ!だって……叶音様が……」
ーーーーー!!!?(言葉にもならない)
「聞きあきたっつーのよ!」
「………聞いてよっ!?叶音様の新作がちょー更新してたんだもん~…。ぜんぶ読まなきゃ気がすまなくてさ………」
二人の会話がだんだんと遠くに聞こえる……………。
そう…………昨日、バカみたいに更新しまくったんです…………。
まさか、まさかの………………
「とっとと帰るわよ!!小鳥!!」
「へ~~い………。」
小鳥ちゃん…………発見…………!!!!
「…………い……イメージどうり過ぎる………………。」