小鳥と恋愛小説家
…………ツバサは大河と第3ラウンドの真っ最中で、…………俺は気づかなかった。
「…………なによ……!カナヤのバカ……!!」
「……………ツバサ見込みないね~?」
「…………あんたいたの……?」
「はい、ツバサマジでひどいからー。…………協力してあげよっか?」
「はぁ……!?
あんたあたしが頼んだ時、興味ないし面倒くさいからイヤだって言ってたじゃない!!」
「…………当然じゃん。
ツバサとカナに興味はないよぉ~。」
「………!………あんたまさか…………!?」
「さっすが双子のお姉さま~♪
すっごい興味もっちゃった。
…………可愛いよね?………小鳥ちゃんて…………♪」
もう一人のクセモノが…………俺たちを見て笑っていたことを。