小鳥と恋愛小説家
目付き悪いし…背はでかいし、髪も目の色も見事にダークな真っ黒。
しゃべるの苦手で人見知り。
みんな声を揃えて、こんな俺のことを‘クール’って呼ぶ。
いや…全然、違うんだけど……。
だって、俺、
「…と、ケータイ……。」
制服のポケットをごそごそと探りケータイを取り出すと…パカッと開いて、お気に入りに登録されてるサイトを押した。
画面に映し出された
《ケータイ小説サイトらずべりー》
作家メニューを押して、感想ノートを押す。
「…………あ…っ。」
俺の一番の楽しみ。