小鳥と恋愛小説家
しばらくして………隣のベッドから人が起き上がる気配がしたから行ってみた。
…………ひぃ!?
イケメンが………不思議そうにあたしのうさぎ模様のハンカチを見ていた………。
はっ、恥ずかしい!!
こんな大人ぽい雰囲気の人に………っ!
うさぎちゃん………っ!!
熱くなる顔に慌てながら、しどろもどろに言い訳したけど………
彼はバカにすることも笑うこともなく…………
あたしの手を取って………うさぎ模様のハンカチを乗せてくれると…………
『ありがとう』と、言ってくれた…………。