小鳥と恋愛小説家
そうだ。
しなくちゃ。
ちゃんとカナくんに聞かなくちゃ。
そんで、二度とこんなことしちゃわないように、謝らなくちゃ…………!
――――ガチャッ!!
――――ドカ……ッ!!
「…………パ…パパぁぁーーーっ!!!」
「………………ぅう~………」
ドアを開けた途端、何かにぶつけた鈍い音。
響き渡るママの声。
そして唸るパパの声。
…………勢いよく部屋のドアを開けたらドアに張りついてたパパのおでこに見事にぶち当たっていた。