小鳥と恋愛小説家
でもそんなことより
俺、小鳥に謝らないと…………。
ひどいヤキモチ焼いて、何も悪くない小鳥を傷つけたんだから。
メールもあるけど………やっぱり直接逢って謝りたい。
許してくれるかな………。
だけど小鳥のことだから、もしかしたら自分が悪いとか…考えてるかも知れない………。
あの子は、優しいから………。
「…………っ。」
そう思うだけで胸が痛くなった。
いつも笑顔でいて欲しいのに………俺が今きっと悲しい顔をさせてる。
ごめん。
明日
絶対にちゃんと謝る。
俺、小鳥の笑顔見ないと
――――ぜんぜん元気になれない。