小鳥と恋愛小説家








「…………よし。」



顔を洗って、鏡の前で気合いを入れてみる。



にこりともしない自分のいつもの顔が鏡に写っている。



や……緊張してるぶん、いつもより眉間のシワが深いかも。



緊張して、不安で、でも…………








早く逢いたくてたまらないと思う。










テーブルの上のスクバを掴むと足早に家を出た。









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