小鳥と恋愛小説家




「………まぁ……!

男の子………!!」



「…………あ、えっと………」



そう言って、開いたドアから現れたのは小鳥によく似た可愛らしい雰囲気の美人なお母さん。



大きな瞳だとか、色素の薄いふわふわした髪だとか………小鳥の未来の姿を見てるように似ていた。



そんなお母さんはドアを開けて俺を見た瞬間、目をまんまるに見開いて固まってる………。



どうしよう………。



いきなり来て、やっぱり迷惑…………



出直したほうがいいだろうかと思っていたら……………











「い…イケメンだわ…………!!」



「………………は……………?」










急に目を輝かせて、俺を指差した。







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