小鳥と恋愛小説家

「あっ！ごめんなさいね～！

私ったら興奮しちゃって……小鳥のお友達に男の子がいたなんて知らなかったわぁー！」



驚く俺に、小鳥のお母さんは明るい笑顔全開でにこにこ笑って「さぁ、入って」と言ってくれた。



「はじめまして…………貴宮叶夜です。

小鳥…さんと、付き合わせてもらってます。」



玄関に入るとペコッと頭を下げて挨拶をした。



「……………か…彼氏っ！！？」



「……………はい。」



くるくると変わるお母さんの表情に、思わず少し笑みがこぼれる。



なんだかすごく心が和む…………。



小鳥の家に、来たって、感じがした。