小鳥と恋愛小説家
■君は俺の恩人です
本当ですか………?
本当です。
マジですか………?
本気と書いて大マジです………!!
「…………っ!!」
信じられない……!!
だって………まさかの同じ歳の同じ学校の子!?
あの…あの……
小鳥ちゃんが………!!?
そうだ………!
慌ててケータイを取り出した。
サイトを開いて……
感想ノートには………
『叶音様>
叶音様の更新が嬉しすぎて………昨日、一気に読んじゃいましたっ(o≧∇≦)o
叶音様って男の子の目線がすっっごく上手!
かっこよすぎなんですもん~><
今日はちゃんと寝ますから(笑)更新早く待ってますー♪
【小鳥】 』
男目線は得意だよ………だって男だし。
「…………寝不足で…倒れたくせに………。」
そんなことは微塵も書かない小鳥ちゃん……………。
間違いない………。
今日、俺を看病してくれたのが………君だったんだ………。
『小鳥様>
いつも感想ありがとう(^^)
まさか寝不足で倒れちゃったりなんかしてないですよねっw!?
読んでくれてすっごく嬉しい!
でも小鳥ちゃんが元気でいるほうが嬉しいです(*^^*)
ちゃんと寝るんだよv
【叶音】』
『感想ノートに書き込みました』
君は……ほんとに……
優しい、いい子だね………………。