小鳥と恋愛小説家
「やっぱり………。
うちのママ、カナくんに迷惑かけてない!?
てか…変なこと言ってないっ!?」
ママの生態をよくわかってるあたしは思わず身を乗り出して聞いていた。
「…………………………………いや……別に………。」
「……………!?」
別に…と言いつつ、その長い間とほんのちょっぴり赤らめた頬はなんですか………!?カナくん………!!!
いったいカナくんに何を言ったの………!!?ママ~~っ!!
「小鳥のお母さんて感じだった。
顔もだけど……明るくて可愛いとこが似てる。」
焦るあたしとは裏腹にカナくんは楽しそうに笑う。
てか…………
「…………可愛い……の……?」
ママが…………?
「………??………うん。」
カナくんはきょとんと首を傾げて、こくりと頷いた。
それに……………ちょっと、………ムカ。
「~~~~っ。」
「………!……小鳥っ?」
だから思わず、ばふっとお布団をかぶって顔を隠した。